*

あなたの知らない正しいツボの捉え方

公開日: : 最終更新日:2021/09/04 スクール セミナー, 施術者向け

正しいツボの捉え方

今回は正しいツボの捉え方をお伝えします。 多くの鍼灸師、指圧師、整体師がツボを筋肉の上から押したり刺したりしています。 しかしそれでは本当のツボの刺激は発生しません。

続きはクリックしてご覧ください↓

動画のダイジェスト

筋肉の上から押してもツボの効果は発生しない

鍼灸師はもちろん、指圧師や整体師でツボを使っている人は多いと思います。

しかし、そのほとんどのツボ押しは効果がありません。なぜなのかの説明と正しいツボの捉え方をお伝えします。

そもそもツボとは

そもそもツボというのは俗語で正しくは経穴(けいけつ)と言います。

経穴とは中国医学の考えで、体全身に気血が通る道がありそれを経絡(けいらく)と呼び、その経絡上に気血の巡りが良くなる反応点を昔の中国人は見つけました。その反応点を経絡(ツボ)と名付けたのです。

つまりこのツボを刺激する事で体が反応してコリや痛み等様々な症状が改善するのです。よく「胃に効くツボ」とか言いますが、これは胃に関係する経絡の循環がツボによって良くなるからです。

ツボの位置さえ合っていれば捉えているわけではない

そしてツボは場所が決まっています。例えば足三里。胃腸のツボで有名です。

足三里の場所は膝の下から指四本下がった所の窪んだ所です。しかしこの場所を単に押せばツボの効果が出るわけではないのです。この足三里で言えば前脛骨筋の筋肉を押しただけでは痛いだけで響くようなツボの刺激は出ません。

ツボの効果を本当に出したかったら隙間を狙わなくてはいけないのです。

ツボは筋肉の上ではなく

・筋肉と筋肉の隙間

・筋繊維の隙間

・骨の際

これらの場所にあるのです。だから足三里だったら前脛骨筋の筋繊維の隙間を狙わなくてはいけないのです。

ちなみに筋繊維とは筋肉を構成する組織です。普段僕たちが言う筋肉とは筋繊維という0.02mmくらいの太さの繊維が束になった物です。その筋繊維の隙間を狙うのです。

この様に場所だけでなく隙間を狙う「触診力」も必要になるのです。

これは日本ではあまり知られてないですが中国では当たり前の事です。

僕が鍼灸の専門学校を卒業後、改めて中国医学を基礎から教わっている先生がいます。その方は約20年上海で中国の鍼灸師の中で鍼灸治療をやっていました。

その先生が鍼の実技の授業をして頂いた時、僕に大腸兪(左右の腸骨稜を結んだ高さの筋肉が一番盛り上がっている所)への鍼の刺し方の説明を求めました。

僕は筋肉が一番盛り上がっている所に刺すと言いました。

しかし先生は筋肉の筋繊維の隙間を狙って刺さないといけないよと言われたのです。そして中国では当たり前だけど、日本ではそこまで考えて鍼を刺しなさいと言う人が少ないんだ。と仰っていました。

実際に僕も周りで筋繊維まで意識して鍼や指圧をしている人がいませんでした。

しかし、隙間を意識する事によって響きというツボの刺激が的確に再現できるようになりました。

おそらく西洋医学的には隙間に癒着が起こっていてそれを刺激する事でツボの刺激になるのだろうと思われます。

いづれにしても大事な事はツボは隙間や骨の際を意識する事。そしてそれらが解る触診力を身に付ける事が大事なのです。

根深いコリや根深い痛みを改善する力を学びたい方は下記のセミナーやスクールに参加してみてください

下記のセミナーやスクールのスケジュール案内や問い合わせはLINEのメルマガ登録すると簡単です

友だち追加

当方は根深いコリや根深い痛みの改善を得意としています。そのカギとなるのは「骨をほぐす事」です。

根深いコリや根深い痛みの原因個所は「骨」にあるのです。その骨をアプローチする方法です。

これを学びたい方はセミナーやスクールで学んでみて下さい。また考えをまとめた小冊子を無料配布しています。詳細は下記の内容をご覧ください

~~~

<コリトリスクール>

「リピートしてもらえない」「あなたにしか体を任せられないと言われる施術者になりたい」コリトリスクールはそんなあなたに徹底的に付き合う生徒ファーストのスクールです。
自分の体に負担を掛けずにしっかりと効果を出す体の使い方の指導を徹底的に教えるだけではなく、骨までほぐす事によって様々な症状を改善できる施術者になるためのスクールです。

72カリキュラムを4名の少数精鋭で手取り足取り指導していきます。

コリトリスクールの生徒は随時募集していますので、詳細はこちらをクリックしてください↓
https://shin-wellness.com/school/

<セミナー>

初めての方はこちら↓

8月22日 10時~13時

8月25日 10時~13時

9月22日 10時~13時

9月26日 10時~13時

セミナーのお申し込みはこちら↓

https://shin-wellness.com/seminar/

2回目以降の方はこちら↓
【テーマ:腰部・下肢】

9月15日 10時~13時

9月19日 10時~13時

【テーマ:首・肩・背中】

10月17日 10時~13時

10月20日 10時~13時

※二回目以降のお申し込みを希望の場合はサロンのメールにてご連絡ください。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeoPuirtgzZg_IoPZliS74pIx7MaVur8lKwoFTQhcX2Bn6a_w/viewform

<米国での解剖実習を活かした「骨を動かす」「骨から剥がす」頭蓋骨へのアプローチ>

セミナーと5回のマスターコースを行います。

セミナーとマスターコース(カリキュラム5回)があります。
セミナーはどの様なアプローチかを体感してもらうセミナーです。こちらを受講して本格的に学びたいと思った方は合計5回のマスターコースで学んでください。このセミナーに参加された方はマスターコースの割引があります。

<セミナー開催日>

9月1日 10時~13時

9月5日 10時~13時

セミナーのお申し込みはメールにてお問い合わせください

https://shin-wellness.com/skull/seminar/

・マスターコース

マスターコースは5回です。この5回でアプローチする場所やアプローチのコツを学んでもらいます。

<無料小冊子>

今までにはない「骨をほぐす」アプローチを解説した小冊子

小冊子「背骨をほぐせば身体が変わる」を無料配布中、詳細はこちらから

関連記事

脊柱管狭窄症

足底腱膜炎 50代男性 ~踵の前が足を着くと痛い~

久しぶりに治療症例を     毎月開催のセミナーの、初めての方

記事を読む

究極の理想

主訴改善できる施術者になるには~知識やテクニックよりも大事な事~

今、世の中にはたくさんの勉強会やセミナーがあります。だから施術者にとっては昔よりも遥かに勉強しやすい

記事を読む

背骨のコリ

背骨のコリを解くことで症状のひどいコリや痛み、不定愁訴が解消する

  首肩のコリ、内臓や脳などの器質に原因がない吐き気やめまい、頭痛など、いわゆる不定

記事を読む

【筋トレ至上主義嫌いなんです】筋肉を鍛える事より大事な事

使える筋肉というのは鍛えるだけじゃダメ 前回のコラムでアナウンスした動画の内容に関係する事で

記事を読む

施術を覚えても無駄~覚えるのではなく考える~

少人数で徹底的に指導するコリトリスクール3期生はカリキュラムが中盤から後半にかかってきまし

記事を読む

新着記事

【実演動画有】2回の治療で治癒した五十肩(肩関節周囲炎)の解説と治療法の実演

実際に来院して治癒した半年動かせなかった五十肩(肩関節周囲炎)の原因個所を解説します。そしてアプロ

記事を読む

アライメントを調整する方へ

マッサージでほぐれないコリの正体と新しいほぐし方の理論3つ

この記事ではマッサージの様な筋肉を揉んだり押してもほぐれないコリや痛み、または何十年と付き合ってい

記事を読む

【動画有】仰向けで癒着を潰せばガチガチの肩上部(肩井)の肩こりはほぐれます

鉄の様に固まった肩上部の肩こりは筋肉を揉むのではなく仰向けで筋膜や頚椎の癒着を潰せばほぐれます

記事を読む

【ギックリ腰治療動画】寝返りや靴を履く事が出来ない腰痛を3Dストレッチで解消

酷い腰痛やギックリ腰の原因の多くは関節の連動性の欠如です。今回はその関節の連動性を戻す治療で痛みが

記事を読む

【動画有】後頭下筋群をほぐすには骨と筋膜の癒着を指圧で狙え

頭の付け根のコリをほぐすにはうつ伏せよりも仰向けです。また、反対の目の方向に押す等圧の方向を決めて

記事を読む

【実演動画有】2回の治療で治癒した五十肩(肩関節周囲炎)の解説と治療法の実演

実際に来院して治癒した半年動かせなかった五十肩(肩関節周囲炎)の原因

アライメントを調整する方へ
マッサージでほぐれないコリの正体と新しいほぐし方の理論3つ

この記事ではマッサージの様な筋肉を揉んだり押してもほぐれないコリや痛

【動画有】仰向けで癒着を潰せばガチガチの肩上部(肩井)の肩こりはほぐれます

鉄の様に固まった肩上部の肩こりは筋肉を揉むのではなく仰向けで筋膜や頚

【ギックリ腰治療動画】寝返りや靴を履く事が出来ない腰痛を3Dストレッチで解消

酷い腰痛やギックリ腰の原因の多くは関節の連動性の欠如です。今回はその

【動画有】後頭下筋群をほぐすには骨と筋膜の癒着を指圧で狙え

頭の付け根のコリをほぐすにはうつ伏せよりも仰向けです。また、反対の目

→もっと見る

    PAGE TOP ↑