なぜ筋肉の隙間や骨の周りか?
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最終更新日:2018/11/21
施術者向け
施術をする時大事な事は触診です。目の前の人の身体がどのような状態かを知って施術の方法を考えたり、施術効果を確認したりするためには触診力は欠かせません。
この時、触診する場所は「骨の周り」や「筋肉の隙間」です。なぜならばそこに本当のコリや痛みを引き起こす張りがあるからです。
この骨の周りや筋肉の隙間というのは鍼の考えから出たものです。鍼を刺す時、いわゆる「ツボ」に刺します。その「ツボ」が存在する場所がまさしく先ほどの「骨の周り」や「筋肉の隙間」なのです。これは全てのツボに言える事です。筋肉の上に存在するツボもありますが、実はこのツボも「筋繊維の隙間」にあるのです。つまり、筋繊維の隙間を狙って鍼を刺すのです。そしてツボというのは一部をピックアップしたものなので、骨の周りや筋肉の隙間だったらどこでも本当のコリや痛みの原因になりうるのです。
そしてこれらの場所に存在するコリや痛みの原因はたいていが「強いコリ」だったり「根深い痛みの原因」だったりします。なぜならば「経脈」がここを走行しているからです。
経脈とは中国医学に存在する物で気血が流れる道です。よく「経絡」という言葉は聞きますが、経脈とは経絡の中の一部です。その経脈の通り道にツボが存在するのです。
そしてこの経脈というのは筋肉より深いところに存在するのです。ですからこの経脈にコリや痛みの原因が存在する=深い所のコリや長年かかって存在するコリや痛みの原因となるのです。
ですから経脈にコリや痛みの原因がある場合筋肉をアプローチしたところで変わらないのです。経脈をアプローチ=筋肉の隙間や骨の周りの状態を触診して原因を見つけてアプローチしなければならないのです。
この筋肉の隙間や骨の周りの触診は慣れると簡単に解るのですが、最初は難しいです。なぜならば今までその様な発想で人の身体を触ったことがないからです。脳が認識しないのです。ですので、ここのセミナーやスクールなどで継続的に学んでみてください
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セミナー開催日
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10月28日10時~13時
11月25日10時~13時 11月18日10時~13時
11月28日10時~13時 11月21日10時~13時
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