真剣に身体の状態を把握しようとしてますか?
以前のコラムともリンクする話です
以前のコラム「イメージの重要性1 クライアント(お客さんや患者さん)と施術者のイメージの疎通 」
痛い、張ってる、重い・・・その言葉を安易に受け止めて施術してませんか?
その言葉の奥まで汲み取ることで多くのことがわかります。原因とされる物の深さやどれほどの年月溜め込んでいる状態か。限局性の痛みか放散痛か。改善するのにどれくらい期間を要するか・・・それらはその人の身体から感じ取ることでしかわかりません。
ぎっくり腰や寝違いのような痛みはさほど難しくありません。痛みの指標が動作で目に見えてわかるので。それにそれだけ痛くなった状態の症状は、適切な処置ができる一定レベルの施術者ならば誰だって改善できます。回復する速さの差は施術者のレベルによりますが。ですからぎっくり腰や寝違いはある意味簡単なのです。(もちろん、施術自体はどんな時でも細心の注意を持って行いますよ)
難しいのは数値や科学的データで示されない症状です。
こっている、しんどい、重い、だるい・・・
これって自覚症状です。自分がそう思うからそうなのであって、自分のさじ加減です。そんな曖昧なモノを処置するのに曖昧な感覚のままやって効果が出るでしょうか?
物事は詳細を明確にするほど道筋が明確になり、高い結果が出ます。曖昧なまま行動しても曖昧な結果しか出ないのです。それは極論お客さん、患者さんを納得感動させる質の仕事ではないだけではなく、大事な時間とお金を浪費させているだけなのです。
「コリや張りは治るものでもないし、しょうがない。痛みならまだしも」と思っている人もいます。
しかし、たかがコリ、されどコリです。そのコリによって人は自律神経も乱れるし、内臓も不調になる。はたまた精神的な抑うつも起こします。コリや張りは気血の停滞によって引き起こされます。自律神経失調症など本格的にひどくなる前の身体のサインなのです。実際に経営者など大きな責任やストレスを抱えている人達はそのコリによって多く悩まされていて、仕事に差し支えている方も多くいます。 それらを改善解消はできます。僕はそうすることによって安定を得ています。
それをわかってあげて、処置してあげることは一つの大きな僕達の使命です。
少し話しは逸れましたが、明確な数値がない曖昧なモノを処置するには徹底的にそれを知ることに尽きます。それを以前のコラムでは相手の体になり切ることと言いましたが、相手の感じていることを問診や視診、触診で自分の身体で再現するのです。そこである程度勝負は決まります。
また施術を行うと、施術している最中から身体が変化します。身体が悪い人は歳月を重ねることによって積み重なった原因(コリ物質)が奥深くに潜んでいるのです。その奥深くに潜んでいたコリ物質が現れるのです。その変化も常に感じ取りながら施術を行なうのです。そうすることで今まで経験したことのないコリや張りを感じない身体になるのです。
(施術中に身体が変化していない方は問題外です。失礼を承知で言いますが、あなたの施術技術を根本から反省する必要があります。もちろん駆け出しの方はまだまだだですので、この事を念頭に置いて日々勉強して下さい)
なので、施術とはテクニックありきではなく、最後はその人の身体からどれだけ感じ取れるかにあるのです。向き合うのは技法、知識ではなく相手の身体です。
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