*

ファッションショーで膝を痛めた 20代女性

公開日: : 施術者向け, 症例・お客様の声

モデルとして第一線で活躍している患者様が初めてお越しになった時の症例です。

 

東京ガールズコレクションに出演していた際、出番の合間にボディラインを整えるため、会場に派遣されていたオイルマッサージを受けたそうです。その際、膝裏辺りを強くマッサージされて痛みがあったそうです。

それ以来、膝裏に痛みが出るようになり、スキニーデニムを履いて時間が経つと膝全体が痛くなったり、階段を上る時に強く痛むようになったようです。そしてその痛みが出ると2~3日は症状が引かないという状態を半年ほど繰り返していた時に当院にお越しになりました。

 

経過

一度の治療で痛みが出る事がなくなりました。それ以後もスキニーデニムを履いても痛みが出ることがなくなりました。

そしてそれ以来、身体のメンテナンスは当院で行うようになりました。

 

治療

膝の関節にむくみが生じていたので、それを除去する治療をしました。

 

原因

オイルマッサージで膝関節を強く刺激されてしまい、膝関節の組織が傷つけられてしまい、むくみが生じてしまったため関節の内圧が高まり痛みが発生するようになってしまいました。

そのむくみを

・膝裏に近い下腿の筋肉の隙間からアプローチします。

・膝裏に近いハムストリングの隙間からアプローチします。

・膝裏の真ん中に委中というツボがあります。その周辺に指が入る隙間があるのでその隙間にアプローチします。

いずれも指に力を入れてはいけません。指の力を抜き、静かに自分の体重の圧だけで隙間に入れていくのです。そうするとその先にグニュっとしたグミの様な感触のモノが触れますので、それを触るだけで大丈夫です。決して押し込んだり揉んだりしてはいけません。そうするとむくみは無くなっていきます。

ポイントは筋肉の隙間をアプローチするという事です。筋肉の隙間に痛みやコリを取り除く手段があるのです。

 

ところで、「膝がむくむの?」と思うかもしれません。しかしむくみとは身体の気血水の流れが悪い状態なので、どこにでも起こるのです。背中、手、頭、関節とあらゆる場所で怒ります。

そしてそのむくみは痛みやコリを引き起こします。中国医学で言う処の「不通則痛(通らなくなると痛む)」という状態です。気血水が何らかの原因でそこで停滞し、通らなくなると痛みやコリが発生するのです。ですからその通らなくなっているものを無くすことにより痛みやコリは無くなります。

 

オイルマッサージはリンパの流れを良くしてむくみを取る」と言われます。しかし昨今の世の中にある多くのオイルマッサージ店では本当のむくみは取れていません。筋肉がオイルマッサージによって一時的に緩んでいるので、施術直後はむくみが取れた感じがするのです。しかし本当のむくみの塊はそこに存在したままの事が多いのです。

それは今のオイルマッサージ師は力を使って施術するからです。これはオイルマッサージだけに限らず、指圧や按摩の人にも言えます。力を入れて施術をすると相手の身体を痛めてしまうだけで決して改善はしないのです。

この方も、会場のオイルマッサージ師が力いっぱい膝裏を指で押し込んだのでしょう。本人が無理矢理な痛みを感じたと言っていました。施術は決して力を使ってはいけません。力を抜き、身体の圧で施術を行うのです。これは簡単には出来ません。今、スクールやセミナーをやっていますが、ベテランで自信がある人もそれを打ち砕かれています。僕も昔、散々指摘され何度も途方にくれました。今でも常に「力を入れない」と頭で連呼しながら施術をしています。それくらい難しいのですが、今の教育はそこまで徹底的に教えてくれませんし教える人がいません。ですから本当の施術効果がないのです。

 

この方も芸能業界にいる事もあり、色々な人から様々な治療院を紹介してもらったようです。なかにはゴットハンドと言われているような方や本を何冊も出しているような方もいたそうです。しかしそのような肩書も当てにはならないようです。ちなみに僕は「ゴットハンド」という言葉が大嫌いです。言われて満足している驕りを感じるからです。人の身体は知れば知るほど難しさが解ります。それなのに知ったようなゴットハンドなんて言葉、恥ずかしくて言われたくもありません。

そして今では当院を信頼してもらって4年半ほどのお付き合いになっています。

 

 

 

【ご案内】骨格調整やもみほぐしとは違う身体を改善させていく技術に興味をお持ちいただけた方へ

当方の考えが詰まった小冊子と毎月技術セミナーを開催しています。ぜひ参考にしてみてください

 

 

セミナー開催日

11月26日日曜10時〜13時

12月24日日曜10時〜13時

1月28日日曜10時~13時

 

「コリ物質」を解説した小冊子を無料配布中、詳細はこちらから

コリ物質を体感できる3時間セミナー開催中、詳細はこちら

関連記事

背中のコリを力を使わずほぐす実演  揉みほぐしの人はもちろんオイルマッサージでも使えます

骨格強制やストレッチ、運動で取れない頑固な背中のコリは局所的にほぐしましょう 骨格調整や筋ト

記事を読む

3カ月取れない首から肩の痛み、腕が上がらない

【3カ月取れない首から肩の痛み、腕が上がらない】 40代男性

当院で治療を行った患者さんの状態と治療内容です 世の中にはリラクゼーション・鍼灸・マッサージ・

記事を読む

【坐骨神経痛 ヘルニアと診断】 40代男性

【坐骨神経痛 ヘルニアと診断】 40代男性

治療と経過 数ヶ月前から左の腰からお尻、脚の外側にかけての痛みやシビレ感がある。スネやふくらは

記事を読む

アンチテーゼ

鑑定してもらった風水師の言葉~周りよりも結果が出せる秘訣~

先日、患者さんに紹介してもらった風水師さんにサロンを診てもらい、院内の気を調整してもらいました。

記事を読む

メンテナンス期の留意点

腕立てやダンベルの筋トレは止めましょう

このコラムで逐一お伝えしていますが、アプローチの際は腕の力を使いません。お腹から伝わる力を腕に伝える

記事を読む

新着記事

施術者が知らない肩甲骨剥がしのポイント&肩甲骨に指が入らない場合の対処法

肩こりや首のコリを抱えている方を施術する時に使うテクニックで肩甲骨剥がしがあります。多くの施術者が

記事を読む

検証実験 低い位置の水平指圧で強押しできるのはどちらの姿勢か

膝で立って押す方法はダメです 指圧やもみほぐしで水平に押したい時、よく膝で立って押している人

記事を読む

物理学に基づいた力のいらない正しい母指圧の方法

自然の力を利用する物理学に沿った方法で母指圧を行えば力を使わずに誰でも深くまで押せます もみ

記事を読む

施術動画 揉んでも取れない肩こりを筋膜や骨の癒着を剥がして改善する

ほぐしてもなかなか取れない肩こりや首こりは骨や筋膜の癒着を剥がせばいいのです 揉んでもあまり

記事を読む

腰痛や膝痛、座骨神経痛の原因でもある大腿二頭筋”腱”のアプローチ法公開

”腱”と”骨”と”靭帯”は直接触っても良い場所です。今回は大腿二頭筋腱のアプローチを公開します

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

施術者が知らない肩甲骨剥がしのポイント&肩甲骨に指が入らない場合の対処法

肩こりや首のコリを抱えている方を施術する時に使うテクニックで肩甲骨剥

検証実験 低い位置の水平指圧で強押しできるのはどちらの姿勢か

膝で立って押す方法はダメです 指圧やもみほぐしで水平に押したい

物理学に基づいた力のいらない正しい母指圧の方法

自然の力を利用する物理学に沿った方法で母指圧を行えば力を使わずに誰で

施術動画 揉んでも取れない肩こりを筋膜や骨の癒着を剥がして改善する

ほぐしてもなかなか取れない肩こりや首こりは骨や筋膜の癒着を剥がせばい

腰痛や膝痛、座骨神経痛の原因でもある大腿二頭筋”腱”のアプローチ法公開

”腱”と”骨”と”靭帯”は直接触っても良い場所です。今回は大腿二頭筋

→もっと見る

PAGE TOP ↑