リラクゼーションは治療の一つであり、揉むだけではない大変難しい施術方法
セミナーやスクールをやっていると受講生からよくリラクゼーションと治療を別々に考えている様な発言を聞きます。また、自身を治療家と言っている人の中にはリラクゼーションを侮っている方もいらっしゃいます。
しかし、僕はリラクゼーションも治療の一つだと思っていますし、時にはリラクゼーションはとても難しい施術方法だと思っています。
その詳細は下記の動画をクリックしてご覧ください。もしくはテキストで後述しています
リラクゼーションと治療を分けて考える施術者がいます
またリラクゼーションは簡単 単純にほぐせばいいと思っている施術者がいます
しかし、どちらも間違いです
リラクゼーションは治療の一つです
またリラクゼーションは時に、大変難しい治療方法です
なぜなのかをお伝えします。
まずリラクゼーションは治療の一つという考えの方ですが
体を良くする時に単に体の状態だけじゃなく、人によっては精神的な不調を良くしなければ体の不調が改善しない事が多々あるのです。心と体は繋がっています。体の状態が心に影響を与えますし、心の状態が体に影響を与えます。だから精神的な不調を改善する方法としてリラクゼーションは時に効果を発揮するのです。だからリラクゼーションも治療の一つなのです。
例えばギックリ腰の患者さんは体を良くするだけでも患者さんは喜びます。そして施術者は評価されます
しかし、心の不調がある人は体の状態を良くしただけだでは納得いきません
例えば肩こりが酷くて疲れてヘトヘトなんですと言っている患者さんがいたとします。その方は多分、肩こりが取れても納得しないのです。なぜならばその肩こりと訴えている奥底には心の疲れもあるからです。その心の疲れも取ってあげて初めて納得してもらえるのです。
でもその心の疲れを考えずに肩こりを取るために2~3分おきに患者さんの態勢を変えさせたり、施術中にひたすら肩こりになっている状態を説明して納得させたりしようとすると精神的にもっと疲れてしまいます。
そうするとその患者さんは肩こりという体の状態が改善しても納得するでしょうか?多分納得しないです。そして自分には合わないと思って今後来る事はないでしょう。この場合、リラクゼーションと言う方法で肩こりだけではなく心の疲れも取って上がる方法が効果的になるのです。
この様に体の不調を改善するという方法の一つにリラクゼーションは必要不可欠な存在なのです。
次にリラクゼーションは大変難しい治療方法という件です。
リラクゼーションという意味には精神的リラックスという意味が先ほどリラクゼーションは精神的な改善に役に立つと言いました。
しかし、精神的な改善と言うのはとても難しいのです。
人の心と言うのは一筋縄ではいきません。自分が楽しいと思っている事も人によっては不快に思う事もありますし、同じ人でも日によって感情の変化があります。
だからリラクゼーションとは単にほぐせばいいだけではないのです。
目の前の人の感情や性格を把握して空気を読んで、それに即した中でほぐすというとてもレベルの高い事を求められるのです。
たまたま気が合う人ならそこまで気にする必要がないかもしれません。それでも気が合う人でも日によって感情の変化がありますから気にしないといけませんが
だから逆に痛みを取るだけの方が簡単な場合だってあるのです。治療家と言う分類の人の中にはリラクゼーションをバカにしている人もいます。僕は痛みとかを取る治療家だと。
しかし、リラクゼーションも立派な治療ですし、痛みを取るより難しい事もあるのです。
だからどちらにしろ大事な事は、目の前の人の心と体の状態をしっかり理解して、それに即した一番の方法を提供してあげるというのが僕たちの仕事なのです。
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