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「中医学では女性の夏バテは3タイプ! 冷え編」

公開日: : 最終更新日:2019/10/03 健康コラム

こんにちは!治療院SHINの望月郁子(もちづき いくこ)です。

 

季節も変わり、気温の寒暖が激しいですね!このような時期は夏バテの尾を引いて体調を崩しやすいですので、くれぐれも養生してください。さて、今回のコラムでは前回の気虚タイプに続き、冷えタイプをご紹介します。

 

え(ひえ)タイプの夏バテとは?

女性の夏の冷えは大敵、エアコンの効いたオフィスや部屋の中で冷たい口当たりの良い物を食べ過ぎて過ごしていると、胃腸が弱ります。消化の力が低下すると身体のエネルギーを作り出せず、下痢、だるさ、倦怠感、朝起きづらい、などの症状につながります。

 

暴飲暴食以外の消化器系への負担には、考えすぎ、とりとめない思考、鬱々とした気持ち、頭の中を休めない、などがありこれもかなり消化器系への負担は大きくなります。働く女性の夏バテにはこれも大きく関係しているように感じます。

 

身体的な負担はイメージしやすいと思いますが、以外にも思考、感情、環境、なども大いに身体に影響を及ぼすと考えるのが中医学ならではですね。

 

バテ気虚タイプの方へのお食事と養生アドバイス

では、このタイプの方はどのように養生すればいいのでしょうか?身体の冷えを内側から温める力を補う食べ物や、冷えが進んで身体に余分な水分がたまった場合の水分排出の作用をもつ食べ物などをご紹介します。

 

温める力を補う食材は…

にら、ねぎ、らっきょ、いしもち、えび、川えび、てながえび、まぐろ、赤ワイン、ういきょうの種など

 

水分の排出や調整をする食材は…

ハトムギ、大麦、春雨、黒豆、カカオ、アスパラガス、とうもろこしのヒゲ、白菜、葡萄、あおさ、あさり、鮎、昆布、海苔、わかめ、豚レバー、紅茶

※ただし、これらの食材は身体を冷やす作用が強い物があります、出来るだけ温める調理法などで頂きましょう!

他にもいろいろとあるので、ご興味があればご相談ください^-^

 

ざ下、お腹や腰などの不快な冷えを温める

ひざ下には消化器系や、エネルギーを蓄える腎経のツボがたくさんありますので、ひざ下を温める足湯はとてもおすすめのケア方法です。天日塩を入れた45度ほどの熱めのお湯に顔や上半身にうっすら汗をかくまで入りましょう。決してダラダラと流れるほどの汗をかく必要はありません。

 

またお腹や腰部への湯たんぽ、もしくはカイロ、もっと手間をかけるならば身体の深部まで温めるこんにゃく湿布は効果大です。冷えを放置せず、身体の深部まで一度温めてリセッてから就寝しましょう。身体の疲れの回復も違い、朝の目覚めやお肌もすこぶる良い調子になりますよ。

※こんにゃく湿布にご興味があればネットで検索頂くか、望月までお問い合わせください!

 

トレッチや軽い運動

筋肉や関節が冷えから固まると、身体の代謝はさらに落ちてしまい熱を作れなくなってしまいます。

オフィスワークなどで座ったままの姿勢が長い時は定期的な小休憩を挟み、デスクでも出来る簡単なストレッチや、会社内や駅での移動は階段を使い出来るだけ使い下半身のめぐりを良くしましょう。

いかがでしたでしようか?次回は「熱タイプ」を解説しますので楽しみにしていてくださいね!

 

望月郁子プロフィール

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上級 望診法指導士 認定
中医健康アドバイザー取得
整体師

 

2011年 家族や自身の体調不良を治したく自然療法の勉強を独学で始め、食養生にて自身の体調不良を克服。その後本格的に食養生だけでなく、望診、自然療法、中医学も学び始める。2017年 宮近陽一郎に師事、中医学に加え整体の世界に出会う。内側と外側から身体を改善させる独自の治療法を体系化し現在に至る。東京在住。3姉妹の母。
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