筋繊維の隙間へのアプローチ ~筋肉が凝っているのは実は筋繊維の隙間が凝っている~
「本当に技術を身に着けたい人のための少人数、徹底指導の技術スクール コリトリスクール」二期生第20回
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今回の授業は背中の筋肉群の「筋繊維の隙間」へのアプローチでした
部位で言うと起立筋、菱形筋、僧帽筋が主な場所です。これらの筋繊維の隙間を狙うのです。
筋肉は筋繊維が束になった物です。だから必ず隙間があるのです。その隙間に本当のコリがあるのです。ですから筋肉という大きな束を捉えるだけでは本当の根深いコリは取れないのです。
この発想は鍼から来ています。中国医学から来ている鍼治療では、鍼を刺す時に筋繊維の隙間を狙うのです。そうする事でツボに当たるのです。決して筋腹に刺してはいけないのです。筋腹に刺すと筋肉を傷付けるだけで痛いだけです。筋繊維の隙間に刺すと痛みはなく「響き」が起こります。これが痛みやコリが取れる効果となるのです。
実はこの鍼を指す場所が僕が常々言っている骨のアプローチなのです。鍼を指す場所は経絡の上です。そこにツボがあるのです。その経絡が通っているのが筋繊維の隙間以外にも骨の周囲にも通っているのです。ですから鍼は
・筋繊維の隙間
・骨の際
を狙って指すのです。そこにツボがあり、効果があるのです。これを元に僕のアプローチも成り立っています。
筋繊維の隙間なんてミクロの世界だから解るわけがないと思うかもしれません。しかし、実際にそうやって触診していくと解るようになるのです。逆にそれくらいの触診力がないと、人の体のコリは改善出来ません。他の施術者と代わり映えがないどこにでもいる「ほぐしてくれる人」の一人にしかなれないのです。
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