【女性でも出来る指圧】力を使わずに深い圧が入る肘圧の方法
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スクール セミナー, 施術者向け 肘圧 整体セミナー 指圧 もみほぐし
力要らずで深くて気持ちが良い肘圧の方法
今回は肘圧の方法をお伝えします。
肘圧はとても使える手技です。母指しか使わないという方もいますが、ぜひこのブログを見て肘圧を取り入れてもらいたいと思います。
↓続きは動画をクリックしてご覧ください
動画のダイジェスト
肘圧の利点
肘圧を使える良い点は3つあります。
1 肘圧でしか効かない場所がある。
指圧や揉みほぐしは単に凝っている所を押したり揉んだりすればほぐれるわけではありません。
ほぐす場合、その凝っている場所に適した角度や施術者が当てる部位(母指、手根、手掌、肘、前腕)があるのです。だからそのコリに適した部位を用いて押圧しないと効かないのです。
多くの施術者はそこまで意識して押圧していません。だから一生懸命凝っている所を押しているのにお客様は効いていないと不満の声を上げるのです。
また、押圧した時に大事な事はフィット感を感じながら施術をしなければなりません。このフィット感というのは、例えばある凝った場所に親指を当てた場合、その親指が相手の体に気持ち良く溶け込むような感触の事です。
このフィット感が出たらまず間違いなく相手に効いています。しかしフィット感がないとその押圧は全く効いていません。ですからフィット感を感じ取れる触診力を高めなければなりません。このなんとも感覚的な力が技術力の差になると言っても過言ではないです。
肘圧の利点2 優しく気持ちが良い圧が出来る
肘圧を使う方理由として強く押したいからという人がたまにいます。逆です。肘圧は優しい圧を施したい時に使える手技です。なぜならば親指よりも当たる面積が大きいので圧が分散されますし、指よりも力が抜けやすいからです。
ですから気持ちが良い感覚を与えたい時にとても重宝します。
肘圧の利点3 親指の負担軽減
肘圧を多用する事で指を使う回数が減って指、特に母指を傷めないで済む確率が高いです。
施術者にとって指を傷めるのは致命傷なので、そういう意味ではとても大切な事です。
実際の肘圧の方法
それでは肘圧の方法を教えます。
やはり大事な事は体の使い方の基本が出来ているという事です。体の使い方の基本とは
・腕や指の力が抜けている
・足腰でしっかり立って押さない。足は脱力して倒れるという重力を使う
・上記の2点がきちんとできる立ち位置や手の位置
これらを肘でもやるだけです。基本の体の使い方は下記の関連動画で詳しく説明しています。
↓関連動画
押圧の基本は足で立たないで倒れる力を使う事
順序1
まずはコリの場所を見つけて押圧する所に肘を当てます。まだ決して押してはいけません。体の使い方等の準備が出来て初めて押圧します。
むやみやたらに押圧してはいけません。
順序2
コリの場所を見つけたらフィット感を得る様に肘の角度や当てる位置を微調整します。このフィット感を必ず見つけられるようにしましょう。
順序3
脚で立たずに倒れるという重力の力を手に伝えるだけ
決して足でどっしりと立って押してはいけません。典型的腕押しになるので相手も痛いだけです。
以上の順番で肘圧をします。
ちなみに腰背部を肘圧する時、ベッドサイドに立ち、お客様の体に平行に立って押している人がいますが、その押し方はダメです。
なぜかと言うと、体重の重みだけで腕に伝えるのが出来ないので、怪我や事故が起こるからです。足で立ちながら肩に力を入れて押してしまいます。
正しい体の向きは相手の体に対して垂直に立つことです。
以上で深くて気持ちが良い肘圧が出来ます。ぜひ動画を見て自分の施術の修正点を確認しながら遊んでください
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