整体や手技の学び方 ~セミナーやスクールは「テクニック」を学ぶ所ではありません~
公開日:
:
最終更新日:2020/10/11
スクール セミナー, 施術者向け 整体セミナー 整体スクール 技術セミナー 技術スクール 肩こり 腰痛 技術者育成 強揉み ほぐせない 施術者育成
痛みやコリの改善がいまいちな方は「やり方」を学ぶだけ
施術者は日々、色々な方から学ばれていると思います。しかしなかなか患者さんへの施術の結果が出なくてリピートに繋がらなかったり、コリや痛みが改善しなくて患者さんに喜んでもらえない施術者が多くいます。その方達の多くは間違った学び方をしているからです。
僕も約5年くらい色々な方に教えていますが、真面目に色々な事を学んでいる方ばかりで沢山の知識があります。しかし、その中で結果が伴わないで苦しんでいる方達にはこの「間違った学び方」をしているという共通点があります。真面目でも、いくら知識があっても学び方を間違っていたら技術は伸びませんし、コリや痛みも改善できません。
その間違った学び方の一つが「やり方=方法」を学んでいる事です。どういう事かと言うと、ある腰痛に対するアプローチのセミナーがあったらその講師のアプローチしている「箇所」や「どの部位でアプローチしているか」といった事。または「どれくらいの時間アプローチするのか」等、方法を知りたがる事です。
しかしこの様な事をばかりを学んでいても、いざ現場に出た時には最初は効果が出ている感じがするかもしれませんが、徐々にそこで習った方法も効果を感じられなくなります。反応はいい人もいれば、反応が悪い人もいるという具合になります。そうして手応えを感じなくなり、また他のセミナーを探し出すのです。
この様な経験がある方は多いと思います。これは先ほども言いましたが、学び方が悪いからです。
もちろん「やり方」も学ぶ事は大事です。しかし、それだけでは人の体を良くできません。
では何を学ぶかと言うと「やり方」を学ぶのではありません。「考え方」と「考える力」を学ぶのです。
施術とは掛け算を解くのと同じ
では「考え方」と「考える力」を学ぶとはどういう事かと言うと、掛算を解くのと同じ事なのです。
皆さんも掛算を思い出してもらいたいのですが、「638×274」を計算してくださいと言われた時、皆さんはどの様にして解きますか?いちいち638×274の答えを暗記しているわけではないですよね。そんな事していたら途方もない掛け算の式と答えを暗記していかないといけません。
掛け算九九を使って計算をしていくと思います。初めて見た式もこの掛け算九九を使って解きます。
つまりどんな掛け算もこの「掛け算九九」を覚えて使いこなせば解けるのです。
まさに僕たちの施術も同じなのです。ある症状に対していちいちそのやり方を覚えていてもキリがないのです。なぜならば
同じ様に訴えている症状でも全ての人が全く同じ原因個所だったという事はあり得ないのです。また現場では同じ方法で出来ない事もあります。(例えばうつ伏せのアプローチでもうつ伏せになれない状況という具合)
ですから掛け算九九と言う「考え方」を身に付けて、目の前の人にその掛け算九九を当てはめていく「考える力」が充実している施術者が多くの患者さんを周りよりも改善させることができるのです。
「考える」事よりも「真似すればいい」を知りたがる受講生や「型」を教えたがる講師
ですからセミナーやスクールではその講師のなぜその様なアプローチをしているのかという「考え方」をしっかり学ばなければなりません。そしてその考え方を基にして目の前の患者さんのコリや痛みの症状に沿った方法を自分なりに考えればいいのです。
そこには極端に言うとその講師のやっている事を見なくてもいいのです。考え方を基に自分自身が一番やりやすい方法をすればいいのです。
しかも、教えられたやり方では出来ない事も実際の現場では多々あります。その場合、考え方と考える力が出来ていなければ、お手上げです。
本当の技術とはやり方を真似する事ではありません。
しかし、今のセミナーやスクールは「このテクニックでどんな症状も!!」等たいそうな謳い文句を掲げて「やり方」を教える所ばかりです。そんなセミナーやスクールばかりなので受講生が勘違いをするのです。
はっきり言ってそんな所に行ってもお金の無駄です。何も身に付きませんので今後はこの教訓を活かしてセミナー選びをしてください。
根深いコリや根深い痛みの改善する考え方や考える力を学びたい方はセミナーやスクールに参加してみてください
当スクールでは実際に「考え方と考える力」を徹底的に指導します。
僕は生徒に質問をした時に、毎回「なぜ?」「なぜ?」と細かく聞きます。
例えば「こういう症状には何をしますか?」と質問して生徒が
「○○と言う方法をします」と答えます。そうすると僕は「なぜ?」と聞きます。
その時に「先生が前の授業でこのアプローチが効果的だと言ったから」という答えが返ってきたら、再度僕は「じゃあなぜそのアプローチが効果的なの?」と質問します。この答えに「考え方」がないからです。なぜそのアプローチなのかという考え方を自分なりに言える事が大事です。
また、生徒に今まで授業でやった事がない部位や症状をどうやったらいいか質問します。しかし、考え方が出来ていて、その考え方を当てはめられる考える力が出来ていれば自分なりの施術方法が答えられるわけです。
こうやって「考え方」と「考える力」を身に付けさせます。そうすれば、現場で今まで出会った事がないコリを訴える人に出会っても、「○○の方法が効果的だ」と一番適した方法を処置する事が出来る人材になれます。
こういう人が本当の施術者です。
今回の箇所も踏まえて当方は根深いコリや根深い痛みの改善を得意としています。そのカギとなるのは「骨をほぐす事」です。
根深いコリや根深い痛みの原因個所は「骨」にあるのです。その骨をアプローチする方法です。
これを学びたい方は下記のセミナーやスクールで学んでみて下さい。
~~~
【ご案内】症状が酷いコリや痛みは骨からほぐす事です。
当方の考えはスクールや小冊子の無料配布、毎月技術セミナーで学べます。ぜひ参考にしてみてください
<コリトリスクール>
「リピートしてもらえない」「あなたにしか体を任せられないと言われる施術者になりたい」コリトリスクールはそんなあなたに徹底的に付き合う生徒ファーストのスクールです。
コリトリスクールの生徒は随時募集していますので、詳細はこちらをクリックしてください↓
https://shin-wellness.com/school/
<セミナー開催日>
根深いコリや痛みの改善にはコリや痛みは骨からほぐす事です。
骨をほぐす方法を実技を交えお伝えする、初めての方向けセミナー
初めての方はこちら↓
10月25日 10時~13時
10月28日 10時~13時
11月22日 10時~13時
11月25日 10時~13時
セミナーのお申し込みはこちら↓https://sec.towatech.net/seminar/search_result/12921
2回目以降の方はこちら↓
【テーマ:腰部・下肢】
11月15日 10時~13時
11月18日 10時~13時
【テーマ:首・肩・背中】
10月18日 10時~13時
10月21日 10時~13時
※二回目以降のお申し込みを希望の場合はサロンのメールにてご連絡ください。
↓
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeoPuirtgzZg_IoPZliS74pIx7MaVur8lKwoFTQhcX2Bn6a_w/viewform
<米国での解剖実習や鍼灸のツボを基にした頭蓋骨へのアプローチ>
セミナーと5回のマスターコースを行います。
セミナーはベーシック版となっています。まずはどの様なアプローチかを実感してもらうセミナーです。こちらを受講して本格的に学びたいと思った方は合計5回のマスターコースで学んでください。このベーシックに参加された方は本コースの割引があります。
<セミナー開催日
10月18日 14時~17時
10月29日 10時~13時
セミナーのお申し込みはメールにてお問い合わせください
↓
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeoPuirtgzZg_IoPZliS74pIx7MaVur8lKwoFTQhcX2Bn6a_w/viewform
・マスターコース
マスターコースは5回です。この5回でアプローチする場所やアプローチのコツを学んでもらいます。
<無料小冊子>
今までにはないアプローチを解説した小冊子
関連記事
-
今日の授業は 症例の問診練習とそれに則したアプローチの練習
今日の授業は 症例とそれに則したアプローチの練習 カルテに書いてもらった情報から、原因と施術
-
ふくらはぎの張りは腓骨と脛骨、そして踵骨と中足骨
「本当に技術を身に着けたい人のための少人数、徹底指導の技術スクール コリトリスクール」二期生第13回
-
呼吸が浅いと腰痛になる? 横隔膜と腹横筋の関係、横隔膜と大腰筋の関係
スクール2期生の授業より <コリトリスクール> 「リピートしてもらえない」「あなたにし
-
10年来の鎮痛剤を飲んでも収まらない首の痛みと頭痛、腕のしびれ
50代 男性 症状 約10年前から普段から右側の首から肩甲骨の内側にかけてのコリ感があ
-
背中や肩のコリを引き起こす上肢へのアプローチと腰痛や坐骨神経痛を引き起こす膝周りへのアプローチ
「本当に技術を身に着けたい人のための少人数、徹底指導の技術スクール コリトリスクール」一期生第67回
新着記事
-
【実演動画有】2回の治療で治癒した五十肩(肩関節周囲炎)の解説と治療法の実演
実際に来院して治癒した半年動かせなかった五十肩(肩関節周囲炎)の原因個所を解説します。そしてアプロ
-
マッサージでほぐれないコリの正体と新しいほぐし方の理論3つ
この記事ではマッサージの様な筋肉を揉んだり押してもほぐれないコリや痛み、または何十年と付き合ってい
-
【動画有】仰向けで癒着を潰せばガチガチの肩上部(肩井)の肩こりはほぐれます
鉄の様に固まった肩上部の肩こりは筋肉を揉むのではなく仰向けで筋膜や頚椎の癒着を潰せばほぐれます
-
【ギックリ腰治療動画】寝返りや靴を履く事が出来ない腰痛を3Dストレッチで解消
酷い腰痛やギックリ腰の原因の多くは関節の連動性の欠如です。今回はその関節の連動性を戻す治療で痛みが
-
【動画有】後頭下筋群をほぐすには骨と筋膜の癒着を指圧で狙え
頭の付け根のコリをほぐすにはうつ伏せよりも仰向けです。また、反対の目の方向に押す等圧の方向を決めて
PREV :
初めての方向けのセミナーで実技を再開
NEXT :
整体等の手技の学び方 ~「知識バカ」「技術コレクター」になってはダメ~