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【図解解説】頚長筋や頭長筋の癒着はなぜ酷い肩こりや自律神経失調症を引き起こすのか?

首の前側のコリって意識したことありますか?

今回は首周囲の超重要なポイントをお伝えします。

この筋肉はほとんどの施術者は知らない筋肉です。そして施術しないポイントです。

しかし、この場所が癒着などによりコリが出来ると確実に自律神経が乱れます

今回はそんな重要な場所の詳しい説明となぜそこまで重要なのかをお伝えします。こんな人は必見です。

  • 酷い肩や首のコリに悩まされている方
  • 頭痛やめまいに悩まされている方
  • ストレスを抱えて常に倦怠感を抱えている方

それでは本題に入る前に少し僕のプロフィールです。

宮近のプロフィール
26歳の時に脱サラして鍼灸指圧師となり、現在(2022年)18年目となります。

 

その間、整骨院やリラクゼーション店など様々な店舗で働いてきて、9年前に渋谷区広尾に施術代60分15,000円の治療院SHINを開業しました。毎日平均して4~5人施術しています。

 

そしてミュージシャンのコンディショニングのケアとして、コンサートの全国ツアーにトレーナーとして帯同等も経験しています。

 

また開業以来9年間、患者さんの集客のための広告費は0円です。患者様のご紹介だけで成り立っています。

 

この様に比較的高い単価でも、継続して頂けたり紹介して頂けているも、他では改善出来なかったコリや痛みを改善出来ているからです。

 

今回お伝えする場所も他ではなかなかアプローチをしていないので、他では改善出来なかったあなたの肩こりや自律神経失調症も改善できるかもしれません

首の最終強敵ボス【頚長筋】と【頭長筋】

それではあまり知られていないけど超重要な筋肉はどこかと言うと

その場所はズバリ”頭長筋”と”頚長筋”の起始停止部分です

「こんな名前の筋肉知らない」と言う方が多かったのではないでしょうか。特に体に関する仕事をしていない方で知っている方はいないと思います。なぜならば

とっても小さくて とっても奥にある筋肉だからです

しかし、様々な首肩の痛みやコリ、そして頭痛やめまい等の不定愁訴の改善にはとても、とても、とても重要な筋肉です。

どこにあるかというと、↓下記解剖の図の青色に塗られている筋肉です。

頚長筋と頭長筋(Visible Bodyより加工)

まず頚長筋は胸椎から頚椎の椎体前部に付いています。そして頭長筋は頚椎の横突起の前側に付着しています。そしてこの筋肉の上には胸鎖乳突筋や舌骨下筋群などがあり、それらの筋肉を潜り抜けた最深部にあるのです。しかも、この頚長筋や頭長筋の前には気道があったり甲状腺があったりします。また横には腕に繋がる神経だったり、迷走神経と言う自律神経の一種が通っています。

なんともわかり辛い所にあるのです。そしてもちろんアプローチも難しいのです。だからこの場所が肩こりや自律神経失調症の原因だとわかりづらいのです。

頭長筋や頚長筋がコル(癒着する)原因は大きなストレス

わかりづらくて触り辛い場所に位置する筋肉ですが、前述した通り、この筋肉の癒着は酷い肩コリや首の痛み、そして何より自律神経失調症を引き起こします。なぜならばこの筋肉の癒着が起こるのは多大なストレスによって起こるからです。



大きなストレスが起こると表面の筋肉より、骨の周囲が癒着を起こします。もしくは深層部の筋膜が癒着を起こします。頚椎の前にある頚長筋や頭長筋は頚椎の前側にベッタリと付いている筋肉なので、頚椎に癒着してしまうのです。

そうすると、頚椎の一つ一つが別々に動けなくなってしまい、背骨が一本の棒のようになってしまいます。そうすると体重や頭の重みの負担を、バネの様に背骨がしなって全身に分散してくれないので、筋肉や靭帯の一カ所に集中して負担が来てしまうのです。そのために酷いコリが起こります。

そして頚長筋や頭長筋が硬縮して血液やリンパの流れが悪くなると、その近くにある甲状腺や迷走神経の働きも悪くなります。その結果、頭痛などの自律神経失調症も引き起こします。また、頭長筋は後頭骨の底に付いています。後頭骨の底には自律神経にも関係する中脳や小脳などがあります。つまり頭長筋が硬縮すると近くにある中脳や小脳にも悪影響を与えてしまい、自律神経がやはり乱れてしまうのです。
頭長筋が後頭骨の底に付いている図(Visible Bodyより加工)



この様にとても重要な筋肉なのです。しかし、同様にとてもアプローチが難しい筋肉でもあります。甲状腺、気道や食道、神経等触るのが危険な組織がたくさんあるからです。

とても繊細な触診によるピンポイントのアプローチ力と、指や腕の力を抜いて施術できる技術力が必要です。そうしないと首を絞める事になってしまいますから。

そしてこれらの筋肉へのアプローチは事故が起こる可能性が高いので、僕はスクールの生徒にしか教えません。そしてそのスクールでもかなり技術が上達したカリキュラムの後半になって教えます。

もし自分がこの筋肉の原因かなと思われた方、こちらのアカウントから予約して診断を受けてみてください。

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  • 根深いコリや痛みを改善するテクニック 根深いコリや痛みの原因である骨の癒着や深層筋膜の癒着、そして関節の癒着を剥がす宮近独特のアプローチ方法を教えます。
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