「中医学の診断を知って欲しい　望診編」

こんにちは！治療院SHINの望月郁子（もちづき　いくこ）です。

秋の乾燥と冷たい風が吹き出しました。体調の変化が出て困っていらっしゃいませんか？

今回は中国伝統医学＝中医学の中から、4つの診断方法の中の一つである「望診」についてお伝えします。

• 望診とはなにか？

中国伝統医学は世界三大伝統医学のうちの一つですが、

中医学での診断方法は、

体調や体質を人の五感（視、聴、嗅ぐ、味、触）をフルに使った独特の方法で見極めます。

その中でも「視る」事に特化したのが「望診」です。

• お顔や皮膚に現れたシミやホクロ

身体に何かしらの不調がある時、

身体の中＝臓器、筋肉、骨、筋、血管や血液、心、精神、の状態が

身体の表面＝顔、皮膚、歯、髪、目の表情、声、動作、舌、手足の先、爪、

などにシミやホクロ、くすみ、乾燥、赤み…など様々な様子となって如実に現れます。

身体の表面と中は常にリンクしています、これは表裏一体の考えです。

ですので、身体の表面に現れる物を視て、

身体がなぜ不調なのか？の声を拾い上げることが出来るのです。

例えば、お顔に現れるシミやホクロなどはどなたにでもあるりますが、

年齢や遺伝、はたまた紫外線のせい？とお考えではないでしょうか？

でもこれは多過ぎるエネルギーや熱が皮膚表面から発散される時のおコゲの様な物と視ることが出来ます。必要な栄養やエネルギーの余りがあります、という身体からの声なのです。　また実際の臨床ではただ、見るだけではありません。

見た情報をより深く推察、考察して奥深くの身体と心までも読み解きます。

ですが、皆さんが日常生活の中で簡単に活用できる方法もたくさんありますので、

お客様にはその方の特徴的な望診についてお伝えし、日々のケアに役立てて頂いています。

• 望診方法は簡単です

まずは動作や所作、表情の印象、全体の気の様子、などから大きく望診します。

続いてお顔を中心に視ていきます、

浮腫み、赤み、白っぽい、黄色っぽい、カサカサ、オイリー、シミ、ホクロ、などの簡単な望診をして、さらに少し深く視ていくと、

舌の状態や、手のひら、白目の表情などにもたくさんの情報が現れています。

もちろん、症状に対する様々な質問※問診 をすることで確実な診断に繋げます。

• 毎日、自己ケアとしての望診

望診は身体の中からの声であり、毎日変化しています。

お客様に、健康な身体と心のために簡単なストレッチや筋トレのカウンセリングをさせて頂きますが、今のご自分の状態を把握する簡単な方法として

ご自分のお顔をみて望診するセルフ望診の方法もお伝えしています。

また、より体質に合ったお食事の方法や日々の生活に活かせる養生方なども合わせてお話しし、さらにお客様が元気にご活躍されることをサポートしています。

• 望診をパートナーさんやご家族やお子様に

簡単な望診は、どんな時も活用出来ますが

年齢、性別、関係なく使えます。

お母さんがお子様に、大切なご家族に、パートナーシップに、サポートしたい人に、

また何よりもセルフケアの一つとして、取り入れてみて欲しいものです。

サロンでは、望診から導き出した個人それぞれの体質、体調に合わせたお食事なご指導セッションなどもご案内しています。

食べ方は、生き方です。

本質的にお客様のそれぞれの人生を豊かにするためのサポートをしています。

望月郁子プロフィール

上級 望診法指導士 認定

中医健康アドバイザー取得

整体師

2011年 家族や自身の体調不良を治したく自然療法の勉強を独学で始め、食養生にて自身の体調不良を克服。その後本格的に食養生だけでなく、望診、自然療法、中医学も学び始める。2017年 宮近陽一郎に師事、中医学に加え整体の世界に出会う。内側と外側から身体を改善させる独自の治療法を体系化し現在に至る。東京在住。3姉妹の母。