指圧でツボがズレる人の原因 指圧でコリや痛みを改善したければ垂直圧だけじゃダメ
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最終更新日:2022/01/26
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指圧の基本は垂直圧です。垂直圧によって体にしっかりと圧が入り、気持ちが良い指圧になります。
しかし、ただ気持ちが良いだけではコリや痛みを改善できない体の方もたくさんいらっしゃいます。その様な方達のコリや痛みを改善したいと思っている方は垂直圧だけではダメなのです。
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動画ダイジェスト
今日は応用の話をします
単に気持ちイイだけの施術ではなく、コリや痛みを解消するための方法を今日は話します。
何かと言うと「本当にコリや痛みを取りたかったら垂直圧にこだわるな」です。
指圧の基本は体に対して垂直圧が基本です。しかしそれでは単に気持ちが良いだけの指圧になってしまう事が多々あります。施術中は気持ち良くてほぐれた感じがあるけど、終わってみたらやっぱりコリがあるなぁという状況です。
またたとえほぐれたとしても表面上だけです。深部にあるコリや張りはほぐれません。だから強く押してほしいとリクエストされて一生懸命押そうとする事になります。(それでも届かないと言われる事もあります)皆さんも経験があると思います。
あと、今回の垂直圧だけじゃダメな理由で一番ありがちなのが、しっかり圧が入っているのにツボがズレていて気持ち良くもないというパターンです。
実際に押している自分自身も手応えを感じていないと思います。
これらは全て垂直圧ばかりを意識している事が原因の可能性があるのです。
実はコリや痛みの原因個所は筋肉だけじゃなくて筋肉が付着している骨だったり筋肉と筋肉の隙間の筋膜の癒着だったり筋繊維の隙間の癒着だったりする事があるのです。それらが原因の場合、垂直圧では捉えられないポイントに存在している場合が多々あるのです。
ですから垂直圧に拘らずに指圧をする必要があります。
もちろん原則は垂直圧です。垂直圧の方がツボに当たる場合が多いです。しかし、絶対ではないのです。癒着している場所を垂直圧に拘らずに見つけてアプローチしていけば、根深いコリや痛みを改善できます。
ではどの角度に指圧の圧を入れていいのか決めるにはどうすればいいのでしょうか?
そこで大事になるのが触診力なのです。
相手の体からどの角度にコリや痛みの原因個所があるかなと繊細に触診で感じ取って、垂直圧がいいのか角度を変えた方がいいのかを判断します。
その角度と言うのも3度とか5度とかそういう本当に細かいレベルです。これくらい細かい角度調整をしないと本当にコリや痛みを改善出来ないのです。
だから一生懸命押したり筋肉の構造など色んな知識を集めてコリや痛みを取ろうとしている人は一度考え方を変えてみてください。もっと目の前の人の体をしっかり見てください。
しかし、この触診力は多くの施術者が弱いです。単に表面上の硬いとか柔らかいくらいしか解らない人がほとんどです。そして押す時も形ややり方ばかり気にしています。背骨から何センチ横を押しなさいとか、手を縦に置いて押すだとか、施術の形ありきで相手の体を感じ取りながらやっていないのです。
それでは本当に目の前の人の原因を見極めて施術していないのでコリや痛みが取れなくて当たり前なのです。
また沢山の知識を持っている人がいます。それはもちろん素晴らしいです。しかし、その知識ばかりで体の状態を診て施術をしています。しかし、答えは目の前の体にあるのです。だからもっと目の前の体から感じ取れる情報を大事にしてください。
いづれにしても気持ちイイだけの指圧、なぜかツボがズレている指圧から抜け出したい人はこの角度を重視した指圧を心がけてみてください。そしてそのための触診力を鍛える様にしてください。
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