腰痛改善で腸腰筋を緩める簡単で最適な姿勢と方法は？
腸腰筋を緩めたい場合は仰向けで施術しない
腰痛の原因の一つである腸腰筋の硬縮。特にギックリ腰や酷い腰痛では原因の場合が多いです。
そこで腸腰筋にアプローチする時どの様にアプローチしていますか？多くの人が仰向けでアプローチしていると思います。仰向けだと腸腰筋が触り易いと言われています。しかし、実際は仰向けでは腸腰筋はあまり緩みません。理由は二つあります。
１ 仰向けだと腸腰筋が重力で沈み易いため、圧を入れるとその圧で腸腰筋も沈んでしまい、しっかりとアプローチできない。
２ 「押す」という施術者の力が腹部に緊張を与えて、腸腰筋に到達する前の腹筋群や腹膜が緊張して腸腰筋に届かない。股関節を屈曲肢位にしてもその緊張はゼロにはならない。
以上の理由から仰向けでの施術はあまり効果がありません。
ではどの姿勢が一番効果があるか？ズバリ、「うつ伏せ」です。うつ伏せになってもらい、床側からアプローチするのです。そうする事で、重力で腸腰筋自体が下に沈むので確実に捉えられます。また床側から手を入れるので、重力が自然の力となって沈み込み、施術者の力を使わずに指が入っていきます。腹筋群や腹膜の抵抗がないのです。
実際に、うつ伏せでアプローチすると、体幹の硬縮がとても分かり易いです。皆さん腸腰筋を緩めようとしていても、実際に硬縮を感じながら施術をしていないと思います。と言うか、仰向けだと先述の理由から拘縮が感じられないのです。
硬縮が明確なのでどこを狙えばいいかも簡単ですし、どれだけ緩んだかも簡単にわかります。ぜひ試してみてください。
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