「裏」と「隙間」という概念は鍼灸のツボと同じ
本当に技術を身に着けたい人のための少人数、徹底指導の技術スクール コリトリスクール三期生5回目
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今回の授業では首肩周りのアプローチポイントを練習しました。具体的には胸鎖乳突筋と胸鎖乳突筋の隙間や胸鎖乳突筋と脊柱起立筋の隙間、僧帽筋の裏側です。
この隙間や裏側にアプローチする事により、頑固な首肩のコリを簡単に改善する事が出来ます。特に肩上部のコリ(ツボで言うと肩井)で悩まれている施術者は僧帽筋の裏側をアプローチする事で解決する事が多いです。
ところで、ここでポイントとなるのは筋肉の「隙間」や「裏側」をアプローチする事です。「筋腹」ではありません。筋肉には根深いコリは存在しないからです。根深いコリは筋肉の隙間や裏側、骨の際にあるからです。だからもみほぐしの人がよく遭遇するのは触診した時に「硬い」「凝っているな」と思っても、本人は凝っていると自覚が無かったり、そこをもみほぐしても「痛い」と訴えるだけだったりします。これはまさに「筋腹」の張りしか診ていないからです。筋腹の張りはコリ感を感じません。コリ感を感じるのは筋肉の隙間や骨の際なのです。
この隙間や裏側、骨の際には中国医学の経穴=ツボが存在するのです。ツボというのは身体の循環を促進してくれるポイントとなる場所です。そのツボの効果により身体が元気になり、痛みやコリが改善します。ですからツボをアプローチする事が慢性的な症状の改善には欠かせないのです。
これはあまり知られていません。鍼灸師でも筋肉にあると思っている人が多いです。もしくは「くぼんでいる所」という事だけで筋肉の隙間や骨の際とは考えていません。筋腹上に配置されているツボもありますが(例えば脊柱起立筋の二行線上)、それも筋繊維の隙間を狙うのです。また、ツボも名前の付けられた所だけではありません。(例えば足三里や三陰交等)気血が流れている経絡上でしたら、どこにでも名前のないツボは存在するのです。その人にしか存在しないツボもあるのです。
この様に当方のアプローチは鍼灸と同じ発想でアプローチしています。それを鍼という器具で行うか指で行うかの違いなだけです。ですからアプローチしたその場所だけが改善するだけではなく、全身の疲労や冷え等、様々な症状改善にも繋がります。
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