「食べたくない」と「食べたいけど食べれない」は原因が違うので施術も違う
本当に技術を身に着けたい人のための少人数、徹底指導の技術スクール コリトリスクール二期生31回
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今回は中医学の座学でした。人間の身体は様々な要因で様々な症状が起こります。そこには西洋医学の考えではなかなか解決しない症状もあります。その場合、中医学的な診方からのアプローチによって解決する事が多々あります。
例えば食欲不振。あまり食事が喉を通らない人に対してはこの一言で済ませる事がほとんどです。しかし、中医学的な観点から診ると食事が喉を通らない状態が「食べたくない」と「食べたいけど食べれない」では全く原因が違うのです。だからアプローチする方法も違うのです。
この様に診断し行う施術や食事等の養生法の処方がより的確さを増します。単に「胃腸を休めてくださいね」、「消化に良いものを食べましょう」という処方より確実に治りがいいので患者さんの信頼になります。
また。これらの状態を見分ける事により、それに付随した症状(例えば肩こり、疲労、疲れが取れない等)もより的確な処置が出来るので改善していくのです。中医学の診方を加える事は大きなアドバンテージになります。
そこには中医学は人間を「活きモノ」として診る価値観があるからです。ここが西洋医学と決定的に違う所です。西洋医学では人間を機械的に診ます。つまり骨、内臓、筋肉、神経と「物」として診て科学的データを元にしています。しかし人間には目に見えない感情があり見えない「気」を感じて生きています。(誰でも何となく気配を感じるし印象で人を見ています。)科学的にはデータにしにくい物です。それらを踏まえて初めて人間の事が解るのです。だから両方の観点から人を診ていけば、より高い施術効果が導き出せるのです。
そのためにここでは中医学が初めての人でも理解できるように、あくまで臨床で使えるための中医学を学んでもらっています。
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