肩凝り解消や呼吸を深くするために鎖骨を動かす施術

本当に技術を身に着けたい人のための少人数、徹底指導のコリトリスクール　２期生

＜コリトリスクール＞

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今回は鎖骨を動かす施術を学んでもらいました。

首や肩甲骨の動きが悪いとコリに繋がります。また肩の可動域の悪さや〇〇肩と言うような痛みにも繋がります。しかし肩甲骨の動きを良くする施術や体操をしても改善はまぁまぁです。背中の筋肉をストレッチしてもまぁまぁです。フォーカスしなければならないのは鎖骨と肩甲骨や胸骨を繋ぐ靭帯と鎖骨と肋骨の繋がりです。つまり鎖骨の動きを改善する施術が必要なのです。

肩や肩甲骨の動きは元を辿れば鎖骨と胸骨の可動域の良し悪しに辿り着きます。そして肩が前に入る人や呼吸が浅い人は胸の筋肉や前鋸筋の様な胸郭に関係する筋肉だけを診てはいけません。鎖骨と肋骨の関係性もフォーカスしなければならないのです。

上腕骨は肩甲骨と関節を成し、肩甲骨は体幹とは唯一鎖骨と繋がっています。そして鎖骨は肩関節が挙上や水平屈曲などで大きな角度を起こす時に胸骨と関節を成す胸鎖関節から動いているのです。だから肩甲骨を動かしたかったら鎖骨から動くようにしなければならないのです。その場合、鎖骨と肩甲骨や胸骨を繋ぎ留めるための靭帯の癒着度合いがカギになります。靭帯が固まりすぎると鎖骨が動かなくなるので、結果肩甲骨が動かなくなるのです。

また、鎖骨と肋骨の繋がりが固まってしまうと胸郭の動きが悪くなります。つまりそれは呼吸の浅さに繋がります。そして姿勢も肩が前に入る姿勢になるのです。そういう方は胸のストレッチをしてもダメです。肩甲骨の動きを良くしてもダメです。鎖骨と肋骨の繋がりをフレキシブルにしてあげないといけないのです。そこでフォーカスするのは「鎖骨下筋」です。非常に小さい筋肉ですが、とても重要な筋肉です。

この様に鎖骨の動きを良くしてあげる事は肩こり、姿勢、呼吸の浅さの改善に役に立ちます。そのためには鎖骨を動かして胸骨や肩峰、烏口突起との靭帯を緩めてあげるのです。また鎖骨下筋の起始停止の骨の部分を緩めてあげるのです。

Visible Bodyより加工　鎖骨と肩甲骨、胸骨を繋ぐ靭帯を青色でマーク