精神的な疲れから来るコリや不定愁訴は背骨をほぐす訳
肩こりや背中のコリもそうですが、原因の不明な頭痛や慢性疲労等の不定愁訴も精神的な疲れが影響している場合は「背骨」自体をほぐす事が大事です。それに加えて様々な施術の効果がプラスアルファされます。まずは背骨です。
何故かと言うと、中国医学の経絡が関係しています。経絡とは気や血が流れる道で経絡の流れが悪くなると痛みや様々な不定愁訴が現れます。
経絡は身体の様々な所を通っていて、その一つが背骨を通っています。督脈という名前の経絡です。
督脈の経絡は肛門付近から背骨を伝って頭へ向かい、頭頂部から顔の真ん中を通っている経絡です。しかしその道だけではなく、盆の窪の所から体の中に侵入して脳へ繋がる道も督脈は持っています。つまり、脳と督脈は密接な関係にあるのです。督脈の気血の流れが悪くなれば脳への気血の流れも悪くなります。また逆の事も言えます。脳の働きが悪くなると督脈の気血の流れも悪くなります。そうなると背骨を覆う様に気血の停滞したコリが出来るのです。
以上の事からストレスによる精神的疲労や緊張が休まらない日々によって脳が疲弊すると、肩コリや倦怠感等様々な症状が現れます。この様な症状は脳への気血の流れを良くして疲労を取る事が改善の一番の方法です。そのためには督脈の停滞した気血の流れを良くしてあげて脳への気血の流れを良くしてあげる事です。つまり背骨の周りのコリをほぐしてあげる事が肩こりなどの症状を改善する事になるのです。
一般的なもみほぐしやフィットネスジムは血行を良くするために筋肉の事ばかりを考えます。しかし、中国医学の観点から考えると骨の周囲も血行に関与すると考えられ、それによって筋肉だけで考えるよりも効果の高い症状改善に繋がるのです。
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