倦怠感、胃腸の不快感、肩コリ 40代女性
症状
2ヶ月前から倦怠感と肩コリ、胃腸の不調が続く
鍼灸院が効果的と思い、鍼灸を何度か受診するが変化はない
経過
最初の治療後、胃腸の不調がなくなりました。
念のために二週間後に来院してもらいましたが、特に症状が戻ってしまうことはなかったです。
ポイント
下半身の気血の停滞により、倦怠感が起こって内臓の不調が起こっていました。また首から頭にかけての気血の停滞もありましたのでそれを取り除くことで肩コリも解消しました。
この方は体質が陽体質でした。
陽体質とは中医学の陰陽理論から読み解く体質です。中医学では人間の身体の中には陰(冷たいもの、影)と陽(熱エネルギー、光)が存在し、それらが調和し合って健康を保っていると考えます。その陰と陽の割合は人によって異なります。
陰が多い人は陰体質です。か細い、おっとりしている、日々軽度の身体の不調を感じている等の特徴が見られます。また陽体質の人はエネルギッシュ、肉付きの良い体型、普段はあまり不調を感じないが一度不調になると強い症状が起こる等の特徴が見られます。
この方も普段はあまり不調を感じない人でした。それは気血の流れが普段から旺盛で順調だからです。実際にこの症状でお越しになる前は2年前にお越しになっただけでした。その後は特に不調のない日々だったそうです。
しかし4ヶ月ほど前から職場が変わり、環境が変わりました。そのため慣れない仕事内容や人間関係が続いていました。そうなると順調に巡っていた気血が停滞してしまいます。その停滞は特に足の経絡に起こっていました。足の経絡は内臓の働きに大きく関わります。そのため内臓不調が起こったのです。また不慣れな環境のストレスで頭周囲の気血の停滞も起こってしまいました。だから肩コリも発生したのです。
そして、この気血の停滞を改善するには気血の停滞によって発生したコリ物質を除去することです。このコリ物質は筋肉の隙間や裏側を意識して触診していれば誰にでも見つけることができます。
今回は足首周囲、頚椎7番〜胸椎3番の脊柱周囲、ハムストリング内側の裏側に多くのコリ物質があったのでそこを重点的に除去していきました。
最初に下半身を施術しましたが、その時点で本人も胃腸がスッキリした感じと全身が温まる感じがしてきたと言っていました。
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セミナー開催日
3月26日日曜10時〜13時
4月23日日曜10時〜13時
5月28日日曜10時〜13時
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