答えありきで問診、触診をするな
自分の思っている原因ありきで問診、触診してませんか?
僕の所では、約2年間継続して学ぶスクールを開催しているのですが、その中の授業で症例の時間があります。
ある痛みやコリを訴えている患者さんがいて、その方の初診時に記入してもらったカルテを生徒に渡し(もちろん個人情報は見せていません。)、その情報を基に問診をしてもらい、ある程度の原因を推測してもらうという授業です。
この授業の意味は問診の段階でどのような原因を考えられる力をつける事と、施術の方向性をある程度考えられる力をつける事です。
施術は原因をきちんと把握した上で行わないと意味がありません。そのためには問診である程度の原因把握が出来ないといけないのです。その後に触診や検査で改めて原因を正確に特定してくのです。
この授業をしていて思うのは、多くの施術者が自分が思っている答えありきで問診や触診の内容を解釈しているという事です。
どういう事かと言うと、問診や触診を行う前に症状を聞いた時に既に自分の中に思っている原因があり、問診や触診の答えが矛盾していても無理矢理自分の思っている原因にこじつける施術者が多いという事です。
しかし、これでは本当の原因把握のための問診や触診ではありません。
施術者は主観を払いのけ、冷静に問診や触診の結果を受け入れて、様々な角度から客観的に原因を導き出す事が必要なのです。
知識や施術経験が豊富な施術者ほど自分の主観で患者さんを診る傾向にあります。また、「○○テクニックで私は施術します。」「私は××理論支持者です。」という方の様にテクニックや理論ありきで人の体を施術する人もこの傾向にあります。
要するに自分のテリトリー、得意分野で施術がしたいのです。しかし、人の体はそんなに単純ではありません。ある一つのテクニック、一つの理論が全ての症状に通用する様なものではありません。
僕たちの仕事は究極の他人が主役の仕事です。施術者が主役ではありません。自分の主観をゼロにして患者さんと向き合うようにしてください。
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